中古住宅の選び方

中古物件の選び方6選と注意点!

#中古マンション
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マイホームを考えるときには、つい新築に目がいってしてしまいがちかもしれませんが、中古物件には

・価格を抑えられる
・希望の立地にマイホームが持てる
・実際の様子をチェックできる
・リフォームで自分好みに変えられる

など、中古物件にしかない魅力があります。

今回はそんな魅力満載の中古物件の選び方について、詳しく解説していきます。
「中古物件も気になっていた!」という方はぜひ参考にしてください。


中古物件の種類


中古物件とひとことで言っても、実はいくつか種類があるのです。
まずは中古物件にはどのような種類があるのかを紹介していきますね。

中古物件には

・築数年ほどの比較的新しいタイプ
・築数10年から20年ほどのタイプ
・築20年以上経ったタイプ

のような築年数に違いがあるものや、

・リノベーション済みですぐに住める
・リノベーションはされておらず価格が安い

などの中古物件もありますよ。

築年数が新しいタイプのものや、リノベーション済みの中古物件はすぐに住めるというメリットがある反面、価格が高くなりがちです。
間取りや設備にあまりこだわりがない場合や、ピッタリの間取りが見つかった場合におすすめと言えるでしょう。

対して、築年数が経っているものや、リノベーション(リフォーム)がまだされていない住宅の場合には、自分好みの間取りや設備にガラリと変えることも可能です。
多少住むまでに時間がかかっても、価格を抑えつつ自分好みにリフォームしたい場合におすすめといえますね。

自分や家族のライフスタイルにはどのようなものが向いているのか?について、改めて考えてみるといいでしょう。



中古物件の選び方6選

ここからは、中古物件の選び方を見ていきましょう。

中古物件を選ぶときには

・予算
・エリア
・周辺環境
・間取り・設備
・築年数
・共用施設の様子

をチェックするといいですよ。

ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

①予算

まずは現実的な予算について確認していきましょう。

中古物件を購入する際には物件価格だけでなく、購入時の諸費用や毎月かかってくる駐車場代や共益費・修繕積立費などもしっかりチェックしておくといいでしょう。
共益費とはエレベーターや玄関ホールなど住民共用で使う場所の管理にあてられます。

また、定期的(目安として10年に1度程度)にやってくる建物の大型修繕に対応できるよう住民全員で積み立てをしておくのが修繕積立費。
中古物件では特にこの修繕積立費が割高に設定されている可能性もあるので、管理状況や修繕費について不動産会社や管理会社にしっかりと確認しておくことをおすすめします。

②エリア

自分の出せる予算がだいたい決まったら、自分の住みたいエリアを探していきましょう。

・駅近なのか
・郊外の落ち着いた場所なのか

など家族の希望も確認しておきたいところです。

また、「あまり馴染みのない場所でも行ってみると意外と住みやすい場所だった。」
なんていう新発見にもつながりますので、先入観を持ちすぎずたくさんの物件をみてみるといいですよ。

中古物件なら人気のエリアでも購入できる可能性がまだまだあります。
しかも新築物件よりも価格を抑えられるので、「絶対住みたいお気に入りのエリアがある」という方はぜひ中古物件も視野にいれて探してみるといいでしょう。

③周辺環境

住みたいエリアが決まったら次は周辺の環境について確認しておきましょう。

特に近くに大きな通りがあったり、線路がある場合には注意が必要です。

また夜の街灯の少なさや、治安の様子は実際にみてみないとわかりませんし、
お子さんがいる場合には、小学校や幼稚園までの距離もチェックしたいところです。

同じマンションに住んでいる住人の様子を見られるのも中古物件ならでは。

・子育て世代が集まっているような物件がいいのか?
・さまざまな世帯が集まっているような物件がいいのか?

なども、選ぶ際のポイントになってくるでしょう。

また車を持たない場合には、スーパーなどの商業施設も大切なチェックポイントですね。


④間取り・設備


住んでみたいエリアやマンションがいくつか絞れたら、間取りや設備のチェックをしていきましょう。
好みの間取りがなかなかみつからない場合には、大がかりなリフォームで間取りごとガラリと変えてしまうのもアリですよ。

希望のエリアに好みの間取り・設備のマイホームが手に入るのも、中古物件ならではの魅力です。

⑤築年数

築年数も中古マンションを選ぶ際の重要なポイントです。
築年数が古いほどマンションの購入価格は低くなりますが、耐震性能についてのチェックも忘れずに行いたいところです。

国土交通省により、1981年(昭和56年)6月から国の耐震基準が、「新耐震基準」に変更されました。

このため、1981年以前の建物は特に耐震性能に注意が必要です。
耐震工事について不動産会社に問い合わせるなど、しっかりと確認しておきましょう。

⑥共用施設の様子

住民がまだ住んでいない新築に比べて、実際のマンションの様子を見られるのも中古物件のメリットですよね。

住民の世代だけでなく、玄関ホールやエレベーター周りなどの管理状態もチェックできます。
ゴミが溜まっていたり、整理整頓されていないような物件は管理があまり行き届いていない証拠です。
なにかトラブルがあったときにも、きちんと対応してくれるのか不安が残ります。

安心して暮らすためには、ぜひ玄関ホールなどの共用スペースが綺麗に管理されているか?をチェックしておきましょう。

中古物件を選ぶときの注意点

ここでは中古物件を選ぶときの注意点について紹介していきます。

冒頭でもお伝えしたように中古物件は

・価格を抑えられる
・希望の立地にマイホームが持てる
・実際の様子をチェックできる
・リフォームで自分好みに変えられる

などメリットが豊富ではありますが、気を付けないと

・マンション設備
・周辺環境
・将来のライフプラン

においてトラブルが発生することがあるので、しっかりとチェックしておきましょう。

中古物件を選ぶときには

・ホームインスペクションを利用する
・リフォーム可能か
・売却しやすいか
・朝昼晩の様子をみる

という点に気を付けるようにするといいですよ。
ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

・ホームインスペクションを利用する(構造・水回り・床下・天井)

中古物件を購入するときにはついつい

✓間取り
✓設備

などの目に見えるものを気にしてしまいがちですが、

✓構造
✓水回り
✓床下
✓天井

などの目に見えない部分のチェックも忘れてはいけません。

でも、素人の私たちが構造や床下を見たところで、イマイチわかりませんよね?
そんな時にはそういった物件のチェックをしてくれる専門家である「ホームインスペクション業者」に同行してもらい、チェックを受けることをおすすめします。
多少費用はかかりますが、購入後に大きなトラブルが発覚することを考えれば安いもの。

ただし「ホームインスペクション業者」は、不動産会社からの紹介ではなく、自分で手配した第3者を利用するようにしてくださいね。
その方がより公平な目で、しっかりとチェックしてくれるでしょう。


・リフォーム可能か

「中古物件を購入してガラリと大がかりなリフォームしたい!」と思っている方は、気を付けてください。

マンションの構造によっては

✓水回りの位置は変えられない
✓柱を撤去することはできない

などで、あなたの思い描いている間取りにリフォームできないこともあるのです。
リフォーム前提で中古マンションの購入を考えている場合には、どの程度のリフォームまでが可能か?を事前に確認しておくといいでしょう。


・売却しやすいか

将来その物件の売却を考えている場合には、「その物件が売れやすいかどうか?」も、視野にいれておくといいでしょう。

多くの場合

✓駅近く
✓周辺環境が便利(スーパーが近いなど)
✓日当たりがよい

などの場合で、中古物件でも売却しやすい傾向にあるようです。

・朝昼晩の様子をみる


気になる物件が決まったら、ぜひいろいろな時間帯の実際の様子を何度もチェックしてみてください。

同じ物件でも「朝・昼・晩」で周辺環境の雰囲気が異なることがありますよ。
特に夜の様子はしっかりとチェックしておきたいところ。

昼には特に気にならなかった道も、街灯が少なかったり、夜には不特定多数の人が集まるなど、さまざまな発見があるかもしれません。



まとめ

よく知ると新築物件に負けず劣らず、たくさんの魅力がある中古物件。

中古物件には

・築年数の違い
・リノベーションの有無

などでいくつかの種類がありました。

中古物件を選ぶ際には

・予算
・エリア
・周辺環境
・間取り・設備
・築年数
・共用施設の様子

をしっかりと確認したいところです。

また中古物件の恩恵をしっかりと受けるためには

・価格を抑えられる
・希望の立地にマイホームが持てる
・実際の様子をチェックできる
・リフォームで自分好みに変えられる

などに気を付けるようにしてください。

せっかく見つけた素敵な中古物件で後悔しないよう、時には専門家の力も借りて、しっかりと準備しておきましょう。
あなたにピッタリの素敵なマイホームがみつかりますように。


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